フォーク（ブロックチェーン分岐）

結晶オスミウムの半製品の製造においては、3つの工程が行われており、それぞれの工程を合算して日々の価格が算出されています。第1工程である「高純度精製」は、これ以上の改善がほとんど見込めない工程です。第2工程の「結晶化」は、ディスクの直径を大きくすることで大幅にコストが削減されました。同じ作業量で、従来の5cmディスクと比べて3.6倍の表面積を生成でき、収率はほぼ同等に達しています。第3工程は「カットと認証」であり、この価格は人件費、賃料、技術によって決定されます。この工程については今後価格が安くなることはなく、むしろ高くなる可能性があります。したがって、今回の「フォーク（分岐）」はこの工程には影響しません。

今回の製造コストの優位性は、すべての既存の所有者と将来の顧客に対して還元されます。結晶オスミウムの結晶化プロセスは過去数ヶ月間で改善されました。そのため、価格は34.81422％下落し、1グラムあたり1,184.23ユーロになります。この変化により、各顧客が所有する実物資産の価値差が生じますが、これはOCC（オスミウム所有証明書）を通じて本人確認がされたすべての所有者に対し、無料の商品提供という形で補填されます。補填は、オスミウム・インスティテュートのESG-Mガイドラインに基づいて行われます。

価格補填のための商品は、現在の通常生産とは別に、過去数ヶ月間に事前に余剰生産されたものです。今後は製造の変化に伴い、スイスでの価格計算は変更された製造直径に基づいて行われます。5cmディスクは今後も引き続き提供されますが、それ以下のサイズのすべての製品は、今後投資用ディスク（大判ディスク）からカットされることになります。

2023年6月5日のオスミウム・プロダクション・フォーク（生産分岐）当日、
「前日の商品の数量 × 価格」という数学的積を、
「フォーク当日に適用されるべき新しい生産価格」で割ることで、
フォーク用に事前に生産されていた商品量の価値が導き出されました。

これにより、フォーク以前のすべての価格は、
新たに割り当てられた商品量を考慮して、
オーナーにとって以前の価格がどのようなものだったかを再計算しなければなりません。

このようにして、フォーク前日とフォーク当日の間の移行点では、両方の価格が一致（パリティ）することになります。
そのため、チャート上でも両日とも同じ価格が表示されています。

フォーク当日には、新たな生産価格が表示されます。
フォーク前日には、追加された商品量を考慮に入れた再計算後の価格が表示されます。
この2つの価格は互いに依存する形で算出されるため、結果として同一になります。

フォーク当日からは、新たな生産商品に対して再計算が開始されるのです。

オスミウム・プロダクション・フォークは、すべてのお客様にとって非常に特別な機会をもたらします！

詳細な説明：

スイスにおいて、結晶化の製造プロセスは新たな段階へと進化しました。新設されたラボでは、以前は5cmディスクでしか実現できなかった炉内の運転コストとほぼ同じコストで、大型ディスク（いわゆる「インベスターディスク」）も量産できるようになりました。

プロダクション・フォークとは、企業または市場における製造条件の変更により、製品価格の大幅な引き下げが生じることを指します。異なるコストを持つ2つの生産ラインが分離されるものの、生成される製品は同一です。このような処理方法が「フォーク」と呼ばれる理由です。

ESG-M（倫理・持続可能性・ガイドライン）に基づき、補填の可能性がある場合、フォーク以前に購入したすべての製品購入者に対して、単位数×価格がフォークの前後で等しくなるように、商品で補填を行うことが倫理的であるとされています。

クリスタルオスミウムに関しては、製造が5cmディスクから9.5cmディスクへと移行しつつあります。新しい9.5cmインベスターディスクは、移行前の小型ディスクとほぼ同じ製造労力・歩留まりで製造できることが実証されました。

これにより、精製の高純度は維持したまま、結晶化オスミウム1gあたりの製造価格が大幅に引き下げられました。この利点は、オスミウム・インスティテュートの利益を増やすことなく、既存および新規のお客様に還元されます。

新規顧客については、価格が引き下げられるのは「低価格での過剰生産が、フォーク前の顧客の保有量と価値を補填できるだけの量に達した日」となります。

この追加生産された商品は、以下の方法でフォーク前に購入した顧客に分配されます：

1グラムあたりの価格 × フォーク前日の保有グラム数 ＝ 顧客ごとの個別のマーケットキャップ（時価評価）。
価格が下がると、同じ価値を維持するには「所有グラム数」が増加しなければなりません。
この新たな必要グラム数は、「フォーク前日の評価額 ÷ フォーク後日の価格」で算出されます。
差分のグラム数が、補填商品として追加で配布されます。

ただし、カット加工費が加算された商品については考慮されません。なぜなら、加工費には変更がないため補填の必要がないからです。したがって、補填はディスク・バー・スクエアなどの「カット費加算のない商品」で行われます。

すべての所有者は、補填物の無償配送時に、現在所有するカット費のない商品を大型品に交換したり、フォーク翌日の非常に低い価格で追加購入したりできます。
交換対象は「カット費の加算がないグラム単価商品」のみです。

例：

顧客が0.5gのオスミウム・ダイヤモンド（＝加工費あり）と9.5gのバー（＝加工費なし）を保有しているとします。

フォーク前日の価格：1,816.70ユーロ/グラム
保有合計：10グラム
評価額：10g × 1,816.70 = 18,167.00ユーロ

フォーク後の価格：1,184.23ユーロ/グラム
同じ評価額に達するには、15.341gのオスミウムが必要です（15.341g × 1,184.23 = 18,167.00）

つまり、5.341g分の不足があるため、このグラム数が補填されます。

補填方法の選択肢：

• 5.341g分のバーやスクエアを無償で受け取る

• 現在の9.5gバーを返却し、14.841g（＝補填5.341g＋既存9.5g）の大型品に交換

• たとえば15gディスクを希望する場合、差分0.159gをフォーク後の価格で支払えばよい（価格はホットラインで要確認）

さらに、翌日に30gディスクを購入したい場合：

保有分14.841gが交換に充てられ、残り15.159g分だけ、1,184.23ユーロ/gで支払えば購入可能です。

注意点：

• 製造の物理的制約上、これ以上の製造サイズ拡張は困難とされ、このフォークは一度きりのイベントになる可能性があります。

• 今後価格がフォーク前の水準に戻るかは、電力、賃料、人件費などのコスト次第です。

配送とオプション：

• 各顧客は3つのモデルのうち希望するものを選択することで、補填商品が無料配送されます。

• モデル2または3を選んだ場合は予約注文可能です。

• 人員体制上、数週間の配送遅延が発生する可能性があります。6週間経っても届かない場合は、お問い合わせください。

• 特定サイズの在庫切れも予想され、再生産による遅れの可能性もあります。

お知らせ：

• フォーク前後には、すべての顧客に電話・書面で案内があります。質問はホットラインで可能です。

• 二次市場では、一時的に価格下落が見られる可能性がありますが、これは市場参入の好機でもあります。

• 今後、オスミウム取引所の開設も計画されており、価格の正常化が見込まれます。

• クリスタルオスミウムは長期保有を前提とした貴金属であり、"オスミウム・ビッグバン"や"薄化現象（thinout）"後まで保持することが推奨されます。

• 一般顧客からの購入は www.osmium-marketplace.com をご利用ください。

補足情報：

• 今回のキャンペーンでは、オスミウム・インスティテュートとそのスタッフは無償で物流・保険・顧客対応など大規模な業務を行っています。

• 販売パートナーも顧客対応にご協力ください。必要なサポートは、電話・メール・ビデオ・文章にて行います。

• 所有者間の売買で発行されたOCC（オーナーシップ証明）は必ず登録移転が必要です。これがないと補填は受け取れません。

• 補填は、当初の購入時に発行された元の請求書に対して行われ、新しい請求書は発行されません（追加納品書のみ）。金銭のやり取りはありません。

• このタイミングは売却ではなく買い増しのチャンスです。オスミウム・マーケットプレイスも引き続き運営され、個人購入の活性化も狙っています。